微妙な天気
最近微妙な天気が続いている。
秋だから仕方ないのかもしれない。
朝からテントを叩く雨の音が聞こえていた。
雨は粒が小さくて、それだけなら大したことはないのだが、海岸特有の強風によって厄介さが増していた。
とりあえず朝食を食べてからラジオを流してダラダラしていた。
雨が弱まってきたので、ランドリーに行き洗濯をした。
戻ってきて、小雨と強風の中テントをたたんだ。
海岸はこの強風があるからなぁ……。
風が避けられる所で、昼食にした。
低気圧のせいか、今ひとつモチベーションがない。
今日は午後から。
今日の行動圏内に道の駅はない。
宮崎の東側、日向灘はずっーと長く直線状に砂浜が続くが、途中から舗装され、砂浜で焚き火はできないかもしれない。
まあ、ぼちぼち歩くか……。
いももちとさつまいもご飯
砂浜でキャンプして焚き火をするのは、一つのロマンだと思う。
ただ、理想的な砂浜は香川にあった瀬戸内の浜辺のような、小さくても静かで美しい浜辺だ。
太平洋側は、ザバーンザバーンと波の音が豪快で、風も吹き荒れ、さらに天気も微妙となると、もう楽しみは大量の流木で好きなだけ燃やせる焚き火ぐらいしかない。
もちろん、太平洋側にだって、波も風も穏やかで、美しい夕日や朝日が臨める時や場所だってある。
例えば高知の椎名とか。
しかしそれは今ここではないらしい。
こうなってくると、もっぱら楽しみは食事となる。
さつまいもが安く手に入った。
昨日は焼き芋だったから、今日はもう少し工夫しよう。
スイートポテトも大好きだが、バターの値段に膝を折った。
今日はいももちとさつまいもご飯にしよう。
米を水に浸し、砂糖、味塩、顆粒だし、焼酎を加える。
切ったさつまいもをのせて炊く。
これでさつまいもご飯はOK。
さつまいもを角切りにして水に浸し、そのまま火にかける。
柔らかくなったら水を捨て、さつまいもを潰す。
砂糖、味塩を加え、混ぜる。
同量の水、片栗粉を入れて混ぜる。
丸めて片栗粉をまぶし、揚げ焼きにする。
いももちの完成。
前にじゃがいもでいももちを作った時は、片栗粉をケチったせいであまりもちもちしていなかった。
今回は多めに入れたので大丈夫だろう。
小鍋に水を入れてピーマンをハサミで切って入れる。
火にかけて沸騰したら出汁入り味噌、溶き卵を入れる。
味噌汁。
これまで味噌は出汁入りを使っていなかった。
でも、顆粒だしの消費が激しく、別に出汁入りでも困ることはない気がしたので出汁入りにした。
さつまいもご飯。
毎度のことながら炊きあがると蓋を押しのけてせり上がってくる米。
混ぜることは不可能。
食べてみるとちょうど良い塩味に、さつまいもの甘みがマッチしてとても美味。
さつまいもほんと美味いな。
電池残量が少ないのでフラッシュ機能は使えません、と出たので暗い写真。
山盛りのいももちが中心にある。
メインのおかずが山盛りだと、もうそれだけで幸せな気分になる。
いももちはもっちりしていて最強に美味かった。
マヨやケチャップでも美味しいらしい。
ケチャップはないが、もらった柚子胡椒マヨやしょうゆで食べてみた。
美味い。特にしょうゆ。
そのままでも美味いな。
炭水化物のおかずで炭水化物を混ぜ込んで炭水化物を炊いた炊き込みご飯を食らう。
あ〜……バリうめえ。
さつまいもは素晴らしい。
秋は短いけれど、さつまいもはいつまで安いかな?
そう考えると、夏野菜の期間長いな……。
今日の道
撮り忘れた。とりたてて特別な景色ではない。
歩いた距離:16km