歩いて日本一周ブログ

歩いて日本一周する記録とか雑記

Entries from 2024-07-01 to 1 month

足摺宇和海国立公園

お遍路さん 前から笠をかぶって金剛杖をついた人が歩いてきた。 お遍路さんだ。 この時期は暑いからお遍路さんは少ないと聞いたのだが、中にはいるようだ。 僕ほどではないにしろ、大きなザックにマットを結びつけている。 テント泊で行く歩き遍路だろう。 …

名鹿

名鹿(なしし) 昨夜、砂浜で観た満開の星空は、格別だった。 天の川がはっきりと見える日本最高峰の星空だ。 以前日本で最も星が綺麗に見える場所と言われる、有人島最南端波照間島で星を見て、これほどの星空は日本には他に無いと思ったけれど、それに匹敵す…

さよなら四万十川

さよならの朝 今日で四万十川を下りきる。 さよならの日だ。 三里沈下橋に朝日がやって来る。 準備を終えて、体操。 出発した。 市街地まで7km弱歩いた。 やがて、狭い山道から視界が開け、市街が見えた。 僕はこれまでずっと山の中にいたのだ。 市街に出た…

四万十の夜

星空 昨夜は見事な星空だった。 天の川がはっきりと見えた。 夏の大三角形、美しいはくちょう座、形良いこと座、さそり座にいて座… 何の星座があるのか分からない空白地帯がある。 そこにも星はあるのに。 スマホに星座早見盤のアプリを入れてあるので、それ…

四万十川の休日

昨夜、テナガエビは見つからなかった。 岸辺をライトで照らすと、小魚が光に驚いて跳ねる。 夜は岸に近づいて休んでいるようだ。 一方でテナガエビはいない。 場所が悪いのかもしれない。 朝はいつも通り5時台に目が覚める。 手ぬぐいを持って手洗い場に行き…

夏野菜カレー

夜雨 昨夜は夜にテナガエビを捕ろうと思った。 前に支流の方で暗くなってから川に出ると、子どもだがテナガエビがたくさんいた。 その時は疲れていて捕る気にもならなかったが、本流の方ででかいのをたくさん獲りたいと思っていた。 暗くなってすぐ、川辺を…

河原で

茅吹手沈下橋 少し歩いて、茅吹手沈下橋の手前に来た。 もう四万十川八十八箇所はあまり気にしていない。 この説明に、キャンプ地に最適とあったので、進む方向からは逸れるが行ってみることにした。 確かにとても雰囲気が良い。 川の流れはそれほど激しくも…

四万十川中流域

河原で休憩 今日はくもりだったため、暑さは少しマシだった。 とはいえ暑いものは暑い。 15kmちょっと歩いて、河原で休憩した。 四万十川は大きく蛇行している。 右に曲がったり左に曲がったりという程度ではない。 進む方向に対して90度以上角度をつけて、…

ホーホケキョ

道の駅夜酒 昨夜はお好み焼きにした。 米粉、卵、キャベツ、出汁で種を作り、焼いてマヨネーズと醤油をかけて食べる。 次々と焼きながら食べ、どぶろく『竹城』をちびちび飲む。 良い夜だった。 食事を終えて、道の駅の目立たない所にテントを張ろうと歩く途…

嵐に四阿

四万十川上流域 朝食を食べて荷物を詰めて、出発準備。 改めて見るとなかなか笑える絵面である。 ザックを背負うと、背中のトゲの感覚はない。 昨夜体を拭いた時に取れたのだろう。 四万十川上流域は非常に美しい景観をしている。 豊かな川の水から生まれる…

仁淀川から四万十川へ

昨日 昨日は電波が届かなかったのでブログが書けなかった。 仁淀川を歩いていて、途中で長者川に分岐して、そこから四万十川源流点へと繋がる峠の手前まで行って力尽きて路肩で野営したのだった。 これが現存する高知県で最古の沈下橋、久喜橋だ。 昭和10年…

休み

冬期限定ボンボンショコラ事件 疲労が溜まったので今日は休みにした。 午前中休めば午後から歩けないこともなかったけれど、こういう時は一日休んだ方が良い。 テントを張った場所が森の中で、河原じゃなかったこと、くもり空だったことから、日中もテント内…

奇跡の清流

沈下橋 今日も仁淀川沿いに歩く。 途中で沈下橋を見つけた。 沈下橋は四万十川で有名だが、仁淀川にもいくつかあるらしい。 沈下橋とは何か、詳しく調べたわけではないけれど、増水時に沈んでしまうぐらいの低い橋のことだと思う。 確か最初の頃の沈下橋は、…

仁淀川

プロテイン 昨日の浅漬けで朝食を食べ、出発した。 特に急がず、無駄にまごついたりせず。 今日も暑かった。 高い湿度と強烈な日射。 ザックの中は蒸し風呂状態だろう。 野菜は蒸されていないだろうか。 昼まで歩いて、コンビニで休憩。 プロテインを飲んだ…

再開

再出発 ようやく梅雨が明けた。 正式な発表は見ていないが、今日からは晴れだ。 長らく僕の生活の拠点となった橋の下から出ていく時が来た。 しかしいざ出発しようとすると、あれだけ準備したにも関わらず、問題が出てくる。 ポリタンクの穴。 高知に着く前…

鳴子踊り

雨 今日は一日雨だった。 朝早い時間は降っていなかったけれど9時から雨マークで、これは出発できないな…と少し残念に思った。 とはいえ、まだこの街でやっておきたいことがないわけでもなかったので、それをすることにした。 昨日寝る時、後ろ髪がうっとお…

日曜日

セルフカット 髪が伸びてきた。 いつもは床屋で大分短くしてもらって、伸びてきてうざくなったらまた床屋に行く。 床屋に行った後と行く前で髪型がまったく別のものになる。 今回も床屋に行こうと思ったのだが、考えてみれば特に見た目に気を遣っているわけ…

ノーコスト林業

ノーコスト林業 今日は林業の本を読んだ。 ノーコストの林業を勧める本である。 この本はなかなか興味深かった。 僕は大学で森林科学を専攻していた。 そのため林業界で常識とされる歴史や現状についてはある程度理解している。 その上で、2022年刊行のこの…

空飛ぶ馬

空飛ぶ馬 日常の謎を題材とする小説の、おそらく最初の作品が北村薫の『空飛ぶ馬』だ。 各所で聞いていたのだが、読んだことはなかった。 図書館で北村薫の本が並んでいると、探してみたりはするが、これまでは見つからなかった。 昨日文庫のコーナーを眺め…

ミステリ

昨日、ミステリで本気で面白いと思ったのは米澤穂信だけだ、などと書いたが、あまり軽率なことは言うべきではない。 確かに、ミステリを読もう、と思って読んだ時、本気で面白いのは僕の場合米澤穂信だった。 ただ、後から考えてみるとミステリを意識せずに…

栞と嘘の季節

栞と嘘の季節 『栞と嘘の季節』という本を読んだ。 著者は米澤穂信。 『本と鍵の季節』という連作短編小説の続きとなっている。 人が死なない日常系ミステリだが、日常系と言ったって、別にほんわかした雰囲気というわけではない。 人が死ぬことこそないもの…

晴れ続き

そろそろ旅を再開したくなってきた。 ここに来てから、もうすぐ3週間になる。 図書館は良いのだが、こう晴れの日が続くと物足りなさを感じる。 天気予報を見ると、明日からは梅雨らしく雨になる。 そしてこれが明けた時、梅雨は終わり、旅が再開できる。 『…

新作アニメ

新作アニメ 今日は図書館の定休日だった。 高知駅の観光案内所にある休憩スペースに行く。 スマホが充電できてWiFi もあるので便利に使わせてもらっているが、休憩スペースは土産物などを売っている部屋の中にあり、店員さんにはおそらく顔を覚えられている…

森の生活

鏡川 朝5時、目覚めるとすぐ、橋を渡ってすぐの公園に顔を洗いに行く。 橋の下から上に上ろうとすると、川面がとても綺麗なことに気づいた。 これは、朝から晴れ渡る最近になって分かったことだが、晴れた日、この川はとても美しい。 昨日の朝はこうだった。…

日々 最近、図書館に行って本を読んで、帰りにスーパーによって夕食食べて寝る、という生活を繰り返している。 必然的にブログに書くのは本の感想となる。 たぶん読んでくれてる人は退屈だろうから読まなくても構わない。 これはただの日記なので。 個人的に…

小屋作りの本

暑い 最近晴れ続きで、梅雨明けたんじゃないかってぐらい暑い。 朝から異常な暑さだ。 この晴れ渡った空から暑さが伝わってくるだろう。 時刻はなんと朝5:40である。 この時間から暑くてテントにいられない。 だが本当に大変なのは朝ではなく夕方、夕食の時…

小さな畜産

自然農法について わら一本の革命を読み終えた。 福岡正信という人は、電気も水道もない山小屋に人を受け入れ、作業を手伝わせ、食事を提供していたようだ。 山小屋には、様々な人が流れ着き、やがて去っていく。 特に人生に迷った人や、自分がなぜそこに来…

わら一本の革命

自然農法 昨日読んだ自然養蜂の本の筆者が、実は自然養蜂の前からやっていたのが自然農法という農業だった。 それは何かといえば、野菜を耕してもいない土に撒いておいて、放っておき、しばらく経ってから見てみると実がなっていると、基本はそんな感じの農…

ニホンミツバチの自然養蜂

養蜂 今日は養蜂の本を読んでいた。 読んで字のごとく、蜂を育てる仕事だ。 仕事としてははちみつをとって売ることで収入を得るので、対象はミツバチとなる。 日本にいるミツバチはセイヨウミツバチとニホンミツバチの2種類。 このうち、一般的に養蜂の対象…

図書館のない雨の日

コロッケ ブログを書いているのは、大体夕食の米を浸水させている時間と、米を炊いている時間だ。 それで書き終わらない時は夕食後も書くが、書き終わればそのまま公開する。 よって夕食のことが書けない場合がある。 昨日の夕食はスコップコロッケのリベン…