歩いて日本一周ブログ

歩いて日本一周する記録とか雑記

歩いて歩いて♪

出発遅れ

山の国徳島編の下は、朝早くにほとんど書けていたのだが、道の駅WiFi が切れたり繋げたりしている内に書いた内容が八割消えた。

もう一度書くのは非常に面倒だった。

あまり日記を溜めると良くない。

 

ようやく出発したのは昼前で、天気はくもりで蒸し暑く、何となく気分が晴れない。

歩いていると、目の前に車が止まり、窓が開く。

中から外国の若い男性が何か言っている。

最初は聞き取れず、何度か聞き返す。

道を聞きたいのだろうと先入観もあった。

ジェスチャーも交えてようやく彼が何を言っているのか分かった。

 

『どこまで行くの? 乗ってくかい?』

 

ということだった。

お礼を言って断った。

外国人で、日本語が上手くない。

それだけで、こちらが助ける側だと思い込んでいた。

実際、言語の通じない不便はあるだろう。

それでも彼は、僕を見て、力を貸してくれようとしたのだ。

良い人だ。

少し気分が晴れた。

 

 

なんたらサンライン

日和佐から、室戸岬に向けて歩いていく。

なんと80kmちょっとあるらしい。

なんたらサンラインというドライブウェイで海岸沿いを歩く。

もちろん『なんたらサンライン』という名前ではなく、正式名を忘れたのだ。

 

途中いくつか休憩所を兼ねた展望台があり、ライダーや車の人が休憩していた。

 

「ずっと歩いて登って来たんですか」

ライダーの人に話しかけられた。

ドライブウェイは海岸沿いと言っても少し岸から離れた山地を登っていく。

「はい。歩いて日本一周してるんですよ」

「うそやろ!?」

「そんな嘘つかないですよ」

「なあ、この兄ちゃん、日本一周やて!」

「まじで?」

 

僕は大きな音が嫌いだ。

だから大きな音をブンブン立てるバイクは基本的に嫌いだ。

音の小さな原付なら乗ってみたいが、わざと大きな音を鳴らして走るバイクにはいつも眉をひそめている。

うるさいな。静かに走れ、と。

 

しかしライダーの人は、話してみると気さくで良い人が多い。

だからライダーは嫌いではない。

 

大きな音を出して走るバイク乗りは嫌いだけれど、バイクから降りている時は嫌いではない。

矛盾しているだろうか。

しかしそうなのだから仕方ない。

 

展望台からの景色。右端の方に室戸が見える。

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今後の計画

今後の予定を確認する。

まず室戸岬を通って高知の中心部に行く。

ここでしなければならないことが2つある。

1つは運転免許の更新。

もう一つはデッドデッドデーモンズデデデデデストラクション後章を映画館で見ること。

 

運転免許更新は遅れると終わるのでなんとかしないといけない。

映画の方もちんたらしていたら上映終了してしまう。

どちらも余裕をもって間に合うと思うが、できれば梅雨に入る前に、中心部に着きたい。

 

そしてその後。

遅くても6月半ばには梅雨入りするだろう。

すると、約一月の間毎日雨である。

どうするか。

具体的には二択。

雨の中歩くか、一ヶ月の停滞をするか。

正直決めきれていない。

 

雨の中を歩くのはやめたほうがいい。

経験上そう思っている。

雨の日は屋内でインドアな娯楽にふけるのが良いのだ。

 

一方で一ヶ月の停滞は苦しい。

どこで何をするのかという問題もある。

 

まあ、歩きながらぼちぼち考えればいいだろう。

 

 

カッコウ

三嶺の辺りで、パッポーと鳴く仕掛け時計のハトのような鳴き声を聞いたと書いた。

多分あれはカッコウである。

訂正するのも恥ずかしいが、訂正しない方がもっと恥ずかしいので訂正しておく。

 

というか、そうなると仕掛け時計の鳥もカッコウだったのだろうか。

横断歩道の青の時の音はカッコウである。

カッコー、カッカコー。

実際はカッカコーとは鳴かない。

カッコー、カッコーである。

 

僕はこれまでの人生でカッコウの鳴き声をちゃんと聞いたことがなかったのだろうか。

ぼーっと生きてたらだめだな。

 

 

歩いた距離:20km