慢性疲労
脚の疲れがとれない。
最近の悩みであった。
歩き続けている時は、常に疲れているのが当たり前なので気にしていなかったけれど、もう荷物を運ぶのを休止してしばらく経つのに、まだ疲れが抜けていない。
これはどういうことか。
ネットや本で調べてみると、どうやら歩き続けたせいで筋肉が凝り固まり、血流も上手く通らなくなっているらしい。
色々本を読んだりしてみたが、結局毎日軽くマッサージするのが良いか、ということで落ち着いた。
マッサージというと、アスリート向けの本と、女性向けの本に分かれるのだが、どちらも求めているものと若干ずれていて読みにくかった。
僕みたいに歩き続ける人間はかなりマイナーだから、それ向けに本などない。
簡単なマッサージで様子を見てみる。
プラネタリウム
図書館のある建物は、4階が科学館になっている。
ここでプラネタリウムも観れるのだが、500円だ。
しかし、土日は13時15分から、15分間の短いプラネタリウムが無料で観ることができる。
これまで時間が合わず見逃しできたが、今日は観ることができた。
チケットを買いに受付に行くと、来館者百万人記念で、6月15日から30日までは、100円で通常の45分間解説ありのプラネタリウムが観られるらしい。
今日は何日だったか。30日である。
これはぜひ、こちらも観なければ。
15分間のプラネタリウムは、解説はなしだが、美しい星空が観られて良かった。
ただ、やはりもう少し眺めていたかったので、有料の方も観たい。
梅雨のおかげで最近星空を観ていない。
夏の大三角が見える時期だ。
プラネタリウムでは、天の川とはくちょう座、こと座、わし座がはっきりと美しく見えた。
はくちょう座はどこでも見つけやすいのだが、こと座は都市部ではきれいに見えないことが多い。
しかしはっきり見えると、形も良い星座なので、とても美しい。
猟師
昨日気になっていた猟師の本を読んでみた。
猟師も、それを専門に生きていこうとすると、簡単ではない。
それでも上手くやれている人たちは、みんなビジネスとして成功させる力のある人だ。
山奥に一人籠もって獣を狩る…というイメージとは異なり、地域と密接に関わりながら、稼ぎ方を考えて実行する必要がある。
収入源は主に、ジビエ肉販売、有害鳥獣駆除報奨金、その他加工品や罠などの販売に分けられる。
ジビエ肉を販売するには、販売先を探さねばならないし、ただ売るのではなく、他との差別化が必要になったりする。
生活はとても忙しそうである。
チーズ
最近、思考の大部分を食が占めている。
今日強く心惹かれたのは世界や日本のチーズの図鑑だった。
チーズの歴史は長く、それこそ家畜の歴史に近いぐらいある。
各地で風土に合った固有のチーズが作られてきた。
外見、食感、香り、味、どれもこれもが多様で、そして美味しそうなチーズに強く惹かれる。
もちもちとまるで餅のようなモッツァレラチーズ、熱して天井を開けばチーズフォンデュ、カマンベールチーズ、アルプスの少女ハイジでおなじみ、表面を炙ってとろりと溶けた部分を削り落として食べるラクレットチーズ。
それから知らないチーズがたくさん、これはどんな味がするんだろう。
チーズはそれだけで一つの趣味になりうる。
スーパーでは見ないチーズを専門店で買い、適した食べ方で食べる。
それも、一つ一つのチーズに歴史や産地などのバックグラウンドがあるのも良い。
大抵のチーズは、村で作られていたとか、修道院で作られていたとか、船乗りのための保存食だったとか、地域に普通にあったものだ。
面白いバックグラウンドを知っていれば、そのチーズの持つ独特な風味から、はるか昔まで想像の旅に出ることができるだろう。
ああ、僕もチーズが食べたい。
というか作りたい。
調べてみると、家でチーズを作る方法はある。
家がある頃なら、僕は翌日にはチーズ作りに励んでいたことだろう。
元々、自分で作るのは好きなのだ。
特に、発酵食品というのは面白い。
自分で作ると、店で買うのとは違う良さがある。
余計な添加物など入れずにできたてを食べられるから、店で買うより美味しかったりもする。
チーズの専門家のための教本があったので手にとってみる。
面白い。図書館は本当にいくらでもいられる。
チーズ作りはもちろん、必要な資格、心構え、また販売方法など書いてある。
僕は大学であまり経営などについては学んでいないので、こういうのは新鮮だ。
そして、興味をもって読んでいる分、きっと大学の講義で聞くよりよほど面白い。
今度wwoof で家畜を飼っているところに行って、チーズを作らせてもらおう。
日本にもチーズ工房はあるし、それを訪ねてみるのもいいな。
また楽しみができてしまった。
これだから、図書館で本を読むのは良い。
歩いた距離:1km