ランドリー
朝マックを狙ってUber Eats待機してみたが、依頼は来なかった。
徒歩配達に回される仕事は徒歩圏内の仕事であり、わざわざウーバーに頼む人は多くないのかもしれない。
そろそろ下着がなくなってきたので、ランドリーに行って洗濯、乾燥する。
洗濯の相場が500円ぐらいで、乾燥は100円で10〜12分といった感じ。
合わせて800円。
高いところだと1000円取られる。
900円以上だと別の場所を探す。ないときは仕方ない。
前に温泉に併設されていた所では500円で洗濯乾燥できた。
ここは700円。
中に両替機もあり、WiFiもあるので、良いランドリーだ。
WiFiでバイトアプリを入れてみた。
早速、日雇いバイトに応募してみる。
履歴書と面接が不要の奴に限るので、あまり選べないし、通るかも分からない。
面接に行くと必ず現在の状況を聞かれるだろうし、旅人で日本一周中だと答えればまず採用されない。
そういう変なやつを弾くための面接だからだ。
嘘をつくこともできるが、それをするぐらいなら今回は見送って、また別の機会にリゾートバイトや山小屋バイトなどを正規ルートでした方が良い。
道徳的な問題ではなく、単純にリスクの問題だ。
人の信頼を失う行為は、どこでどう足を引っ張ってくるか分からない。
バイトを高知でやる都合上、現住所を高知としなければならない。
ただ、バイトアプリでは詳しいところまでは入力しなくても良かったので、単に僕のいるエリアを指定するところまでで良かった。
身分証明書の住所と違うが、これは下宿中の大学生などではありがちなので、それほどマイナスにはならないと思うのだけれど、ここで弾かれるならそれも仕方ない。
できれば稼ぎたい。
でも、ここで稼がなければならない訳でもない。
今方法がないなら、それはそれで構わない。
試してみてできないなら、それは重要な情報になる。
記憶にも残る。
それだけでも価値はある。
一番良くないのは、金に振り回されて焦ることだ。
旅がつまらなくなる。
せっかく楽しいことをしているのに、自分からつまらなくしてどうするのだ、という話。
まあ、バイトできるならその方が良いんだけど。
農家という生き方
いつも行く図書館は、高知市中心部にあるだけあって、大きくて便利で、工夫が凝らされている。
老若男女問わず、図書館は今日も賑わっていた。
中に入ってすぐ、ピックアップされた本が平積みに並んだ場所がある。
ここに、高知の農業を活発化させようとして、農業関連の本が並んでいる。
前から気にはなっていた。
一冊手にとってみた。
それは親がサラリーマンの一般家庭で、東京で育った人が、新潟の山地で農家を始めた話を書いたエッセイだった。
都会でであった奥さんと一緒に始め、子供も生まれて、家族で農業を営んでいる。
自然豊かな場所で、夜は星が美しく、蛍が舞うそうだ。
そこで、村の人達に受け入れてもらい、助けてもらいながら、自分で考え、自分で決めて、農業経営していく。
自然災害に襲われるなど、上手くいかないことも多い。
けれど、自分で育てた作物を食べ、自然の中で生活する暮らしは素晴らしく思えた。
筆者も言っている。
苦労はある。儲かっているわけでもない。
でも、豊かな自然に囲まれ、自分たちで作ったものを食べて、家族と支え合って生きていくのは幸せであると。
都会に行けば何でもできるかもしれないが、何でもできることが幸せとは限らない。
豊かな自然に囲まれ、その恵みを実感できることは、とても贅沢だ、と言う。
僕も同意見だ。
農業とは、人類が狩猟採集を行いながら遊動生活を行っていた長い時代の末、氷河期により強制的に定住生活を強いられた結果、生まれたものだと言われている。
農業は定住と深く結びついており、現在の人類の定住生活は、農業を軸に成り立っている。
農業は、人の生き方の根幹部分と言ってもいい。
自然を感じられる暮らしというのは、本当に素晴らしい。
自分で作った作物を食べる生活も良いし、当然自炊生活になるのも良い。
食という生きることの根幹部分を、自分の手でやることは、大事なことだ。
また、最近はどこか家に住む機会があれば、お菓子作りがしたいと思っているので、お菓子作りなんかもしながら暮らす。
想像してみると、僕の気質は農家によく合っている。
ただ一点、農業とは定住生活と深く結びついており、つまりそこに根を張ることが前提にある。
僕は、しばらく同じ場所に住んでいると、ふらりとどこかに行きたくなってしまう。
農家ではそれができないので、やはり僕に農家は無理だ。
猟師ならその点都合がつきそうだ。
猟師にも興味がある。
明日は猟師の本を読むか。
大体あるダイソー
今日はダイソーで買った塩昆布とダイソーで買ったさば水煮缶、それに農家のおっちゃんからもらったピーマンで炊き込みご飯をする。
大体のものはダイソーに売っている。
ダイソーのポテンシャルは底しれない。
僕はダイソーが大好きだ。
安くて何でもある。
それでもまだ、ダイソーに行くたびに『えっ、こんなものまであるのか!』と驚く。
今回の場合は鯖缶。
塩昆布ならあるだろうとダイソーに行ったのだが、まさか鯖缶まであるとは。
水煮缶、味噌煮缶、煮付け缶と全てある。
もちろん焼き鳥缶もシーチキンもある。
鯖缶は、スーパーで買うと高くて300円、安くて150円ぐらいだ。
ダイソーなら100円。
しかも驚いたことに量が少なくなっていない。
普通の鯖缶と同じぐらいだ。
これならもう、普通のサバの代わりに買ってもこっちの方が安い。
ダイソー万歳。
今日も夕食が楽しみだ。
夕食後には銭湯に行こう。
梅雨だし、そろそろ臭くなってきてるだろう。
銭湯も楽しみだ。
今日も良い日だ。
歩いた距離:9km